文学青年保存館

2023 7.25 ブログの更新を停止しました

二者訣別のアナスティーシア

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 ※今回の記事はに関する学術的な記事なのでご注意ください
 
 神社の前を通りかかると、ふとセミがジリジリ鳴いているのに気づいた。
 引力は、スーパーに向かっていた俺の進路を変える程度のごく弱い力だ。
 誘われるまま白い鳥居をくぐり、手水を過ぎ、拝殿を躱し、天を仰いだ。
 胸がきゅうとなるような寂寥を見透かしたように、樹冠が俺を出迎えた。

 はい、きれいな散歩の話ここまで。
 で、現在時刻は午前四時。俺は正露丸のビンを恨めしく見つめながら、寝ぼけ眼をこすっている。
 眠るわけにはいかないと、腸が抗戦デモを敢行しているのだ。迷惑の粋を極めるデモ行進の主役は、寝る前に食べた蒸しパンだ。まだ消化の良いもので良かった。昨日のデモは焼肉弁当、今朝はどん兵衛(一味、コショウ特盛Ver.)がその片棒を担いでいた。
 冷静に考えて、お腹を壊しすぎである。いくら夏場がそういう季節だとはいえ、何らかの要因が重ならない限り、ここまで下り腹が長引くことはないはずだ。
 一体、何が原因なのだろうか?

①単純にお腹を冷やしすぎ説
 クーラーとかガンガン利かせてるからね。腸のやる気が下がっているのかもしれない。

黄色ブドウ球菌
 普段は皮膚などにいる常在菌だが、温度湿度が好適になると増えて毒素を生み出し、食品などを汚染する。
 加熱すれば菌は死ぬが、毒素は消えないのでトロイの木馬みたいな戦略兵器になる。

③劣悪! セルフムカデ人間説
 説明したくないんだけど、そういうことです。出したものが清めきれずに別のものに付着して、それが再び体内に入ると、またデモが起こるのではないか。

④ストレス説
 人間はモンスター様に支配され、あのメロディーを忘れていったのです。

 等々、原因は色々考えられるが、まだ痛いだけなのでマシである。
 いやドMではないです、機能性ディスペプシアの「純然たる気持ち悪さ」に比べれば屁でもない。
 正露丸を飲んでしばらくすれば落ち着くというのもデカい。正露丸ライトユーザーは知らないだろうが、正露丸はお腹が正常なときに飲んでもお腹が緩くなることはない(当社比)。つまり「あ、これクるな」と思ったときにとりあえずロシア征伐を貴べば事態の好転が図れるのだ(征露丸マウント)。

 あとはアレだな、前に講義で聞いた戦時中? の食中毒の話を思い出した。
 周囲で食中毒が流行ったときは、水を飲まないようにするのが得策だという。胃液を薄めず、酸の濃度を上げることで殺菌力を高め、自衛力を向上させるのがその趣旨らしい。
 とはいえ夏に水分を控えるというのはどうなんだろう。人によっては水を沢山飲んだ方が健康に良いだとか、いや! 水はむくみの原因で健康にも悪い! とか言うしよく分からん。
 
 まぁ、ひとつ言えることは、空が白んできてもなお差し込んでくる痛みで、まだしばらくは就寝できそうにない、ということだろう。

 ●その他

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・プリコネのクランバトル期間に入りました。
 今回はオフシーズンらしく気楽にいくムードだが、俺は虎視眈々とスコアハンティングをしている。
 カウンター持ちの亀は絶対殴らない気構えでいく(そうでもしないとクラバト育成サボりがちなのがバレる……)。
 無イミなのもいよいよ辛い。プリフェスの周期ズラされたの痛すぎる。

・ブループロトコルのαテスター、抽選に落ちました
 ちょっと悲しい。かなり期待しているゲームだったからなあ……ただスクショを禁じられていたからレビュー記事にするのは難しかったかも。
 あとは26日発売の『ファイアーエムブレム 風化雪月』を買うかどうか。

枯れていた木々は何処にか消え去っていま境内にほらまたひとり
                         ――朽糸(俺)