ドライバー理論というものがあるらしい
L 愛 夢 目的 その達成 L→L(Good)
F ミス、喪失 L→F(Bad)
B 悪いこと、問題 B→B(Down/Ruin)
G 善いこと、解決 B→G(Worth)G→G(Up)
P 世界観の解説、状況提示
F フラグ、伏線 F’(フラグ回収)
M 魅力的な謎
C コメディ
+ プラス感情リマインダー
ー マイナス感情リマインダー
数年前、面白いブロマガを見つけた。
アニメのストーリーを「ドライバー理論」というもので解析し、考察するという内容だった。
今は更新が止まっているが、ページは残っているので、どのようなモノなのかはその目で確かめられたし。
で、まあ、その、コレ……使ってみたいと思っちゃったんですよ。
というわけで理論を一部改変して、自分用に使いやすくした上で解析をやってみようと思う。
他人の褌で相撲を取る、もココまで来たかって感じするわ。
とりあえず気になってる「彼方のアストラ」を2話分やってみようかな。無料公開されてるし。 ただ理論を拝借するのが剽窃に当たるかどうかだけ気になるな。しかも浅い解釈をしてしまったら先人に泥を塗ることになるような……まぁいいや。怒られたら謝ろう。人が生きるということは、誰かに迷惑をかけるということ。
>ドライバー分析は、分析者が分析した結果を正しく表現する手法である。
とのことなので、俺の分析を表現するのが目標だ。
■我流ドライバー理論
・「ドライバー」とは場面が内包する要素を示したものである
4つの基本のドライバー
・ドライバーLはLike. キャラの好意的な行動、目的を示し、その達成もLに含まれる。
(ヒロインが主人公の言動を支持する、主人公もヒロインを支持し返す)
・ドバイバーFはFailure. キャラの失敗および喪失を示す。
(主人公が気後れしてヒロインに声をかけることができなかった)
・ドライバーGはGood. キャラが良い状態になること、および問題の解決を示す。
(主人公がヒロインに助けられる)
・ドライバーBはBad. キャラが悪い状況に陥ること、および問題を抱えることを示す。
(主人公が敵に襲われ死にかける)
ドライバーの組み合わせ
・ドライバーLが達成されるとドライバーGとなる。L→L=G
(ヒロインに応援される→応援のおかげでうまくいった=グッド!)
・ドライバーLが失敗するとドライバーBとなる。L→F=B
(ヒロインに応援されたが、なお勇気が出ずに失敗した=バッド!)
Lの達成に関係なく、ドライバーGBは単体でも使われる。
・ドライバーBが解決されて終わることをドライバーW(Worth, 価値)とする。B→G=W
・ドライバーBが解決されないまま終わることをドライバーR(Ruin, 破滅)とする。B→B=R
・B-Bした(悪いことが続けて起こった)まま、その連鎖が続くことをドライバーD(Down,悪化)とする。B→B= also D
・G-Gした(良いことが続けて起こった)まま、その連鎖が続くことをドライバーU(Up, 好転)とする。G→G=U
Bの解決に関係なく、ドライバーWRは単体でも使用され得る。
その他のドライバー
・ドライバーPはPresent. 世界観の解説、および状況の説明を示す
・ドライバーFはFlag. フラグと伏線を示す。またF’はフラグ回収を意味する。
・ドライバーMはMyspense. ミステリアスとサスペンスを合わせた言葉で、物語を牽引する魅力的な謎を示す。
・ドライバーCはComedy. ギャグ、お笑いシーンなどを示す。
・ドライバー+はプラス感情のリマインダーを示す。
・ドライバー-はマイナス感情のリマインダーを示す。
リマインダーってのは、何度も使われることでゲージが溜まっていく感情の指標だと思えばいい。
キャラが助け合うことで「大切リマインダー」が積み重なっていく。それが臨界点に達すれば男女なら恋仲になるだろうし、逆に裏切りが行われた場合、積み重なった分だけギャップによる感動が生まれる。
マイナス感情のリマインダーが重なれば、そのキャラ同士は敵対することになるだろう。しかし仲が良くなった場合、マイナスが大きいほどギャップが生まれて感動する。(あんなに嫌いだったはずなのに!)