文学青年保存館

2023 7.25 ブログの更新を停止しました

こどおじ闘病記

・病弱
 幼少の頃はライナスの毛布をずっと口につけていたからか、風邪によく罹った。
 そのおかげでアレルギーは一切無い。因果関係が飛躍しているように見えるが、
衛生仮説というものがあり、小さい頃に雑菌などに触れることでアレルギーになるリスクを低下させることができる――という学説が存在する。
 これにより先進国でアレルギーが多く、途上国では少ない理由を説明できる。

 ところで、目や鼻など粘膜を触らないようにすると風邪をひかなくなる。
 コロナ禍になってこれをマジで実感する。鼻をほじるときは爪の中まで洗剤で洗え。
 もし子供がよく風邪をひくようなら、汚い手で粘膜を触っていないか注意してみるといいかもしれない。

・盲腸

 昔は虫垂炎になったら切除して対応していた。
 俺の盲腸も摘出されてしまって、今はもう無い。
 ただ最近では盲腸は腸内環境を正常にする働きがあることがわかってきて、
できることなら抗生物質で乗り切ったほうがいいと言われている。
 腸は脳にも影響を与える重要な器官であり、その後の人生を大きく左右する。
 おそらく腸がダメージを受けやすくなり、下痢が増えたり、癌やクローン病などのリスクが増すはずだ。

・小児癲癇
 幼少の頃に熱性けいれん、引き付けがあったらしい。
 これに関して治療をした覚えはない。
 ただし中学生のときに癲癇の大発作を起こし、以後しばらくの間デパケンを飲み続けた。
 1度目は友達とメイプルストーリーをしている時に失神し、2度目は入浴中に失神した。
 1度目の際、椅子が捨てられていたので、恐らく失禁もしたんじゃないかと思っている。
 2度目の発作はワンチャン死んでた。
 その後なあなあになって治療は途絶し、勝手に寛解したと思いこんでいる。
 運転免許は取らないと硬く誓っている。

・機能性ディスペプシ
 ストレスによるものか、胃が尋常じゃなく「気持ち悪くなる」病気。
 場合によっては心窩部痛という痛みまで発生し、知覚過敏により水を飲んだだけで激痛が走るようになる。
 痛みに対してはストロカインを使用することで一時的にやり過ごせる。

 幸い現在は「アコファイド」という特効薬が存在するため、
これを飲むことで治療することが可能である。
(ただし処方には胃カメラで異常が無いことを証明する必要がある。)
 マジで神の薬。これがなかったら俺はこの世に居ない。気持ち悪いで人は4ぬ。

 なお、その後もアコファイドを飲み続けると下痢が起こる。
 なるほど、一時的にアセチルコリンが機能不全を起こす疾病らしい。

・耳鳴り
 ふと、何か金属音のような音がしていると気づき、以来ずっと鳴り続けている。
 血流の音が聞こえている可能性や内耳の異常を疑ったが、耳は正常で、聴覚も健康な状態だった。

 恐らくだが、耳ではなく脳で鳴っている。正確に言うなら「頭鳴り」だろう。
 何をしても消えることがないので、当初は不眠症になった。
 眠りたくてもうるさくて眠れない。耳鳴りを相殺する音をウォークマンに入れたりしたが効果は微妙だった。

 寝るために睡眠薬を使用した期間もあるが、副作用が強すぎてQoLが激減した。
 薬で無理やり寝ると、浅い眠りになって疲れが取れず、結果として耳鳴りが悪化する。
 ベンゾジアゼピン系は効き目が強く、断薬するにも一苦労なので、金輪際服用することはないと決めた。
 ベルソムラは眠れるが、やはり浅い眠りになる。たまに悪夢も見る。
 デエビゴはよく分からない。やたら薬価が高いうえ、ベルソムラとそう変わらない強さだと思った。

 その後、横になってしばらくすると耳鳴りの音が気持ち小さくなることに気づく。
2年の歳月が経つことで耳鳴りに対する恐怖心も薄れ、今では気にならないものになっている。

 現在は全ての薬を断ち、自力で眠っている。
 なお、頭鳴りは現代科学では治らない。
 効くと謳っている漢方やニコチン酸アミド、パパベリン塩酸塩の適応は耳鳴りであり、頭鳴りには効かない。

その他、効かなかったものリスト(お金の無駄)
・ルンブロキナーゼ
メラトニン(睡眠の質は逆に悪化)
・L-トリプトファン
・ナイトレスト(安眠はできたかも。現在は販売停止)
・アシュワガンダ
ナイアシンフラッシュ
・適度な運動(30分程度の散歩)
プロテイン疲労には効く)
養命酒疲労には効くが、アルコールで逆流性食道炎になりかけた)
・漢方(八味地黄丸、十味敗毒湯、当帰芍薬散、六君子湯、七物降下湯、加味逍遙散、杞菊地黄丸、左帰丸)
・整体、接骨院鍼灸(金ドブ)
MRI(脳に異常なし)

・頭内爆発症候群 New!
 眠りが浅い入眠時や早朝になると急に発生する。
 眠りに落ちる瞬間にキンという音がして起きる。これがループし、眠れなくなる。

 当初はジャーキングや睡眠時ミオクローヌスかと思ったのだが、どうも違う。
 確かに寝る瞬間に顎がガクッとなって音を立てることはよくあるが、それで眠れなくなることは無い。

 これに関する治療法は存在しないらしい。

 現在絶賛闘病中
 クレアチンを飲みつつ太陽を浴びて、抑肝散加陳皮半夏とアシュワガンダを昼寝する前と夜寝る前に飲んでたら治った。たぶん薬は関係ない自然治癒。

 これでようやく全ての宿痾から解放されたか。

 健康が身体があればいい 大人になって願う事
 ――「HAPPY」BUMP OF CHICKEN