文学青年保存館

2023 7.25 ブログの更新を停止しました

タマキカス

 どうしても抜きたい編成があった。

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 安定の2枚盾に加え、イオとミサキの範囲攻撃が強力な編成だ。
 ユキのTP加速も曲者で、誘惑により2番めにアタッカーを置くこともできない。

 こちらのプレイヤーレベルは109。キャラはそれほど潤沢ではないが、戦えるキャラなら20体くらいは居る。
 そしてこの編成は39位。つまりコレに勝つことができれば、報酬のジュエルが少しだけアップする。
 挑戦しない手はあるまい。

 で、

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 負けると。
 アオイの猛毒ガチャには成功し、プリンとノゾミは落とせた。
 しかしその頃にはこちらの体力は満遍なく削られていたため、イオ先生のUBを2連続で撃たれて壊滅した。

f:id:Solisquale:20190711152030j:plainぐぬぬ
©2005 TBS 苺ましまろパートナーズ

 時計を見ると2時40分。順位が確定する3時までもう幾許もない。
 5分のクールダウンを待ちつつ、その後も数回、編成を変えて挑むも――撃沈を繰り返す。
 焦りからか、一度2番めにミミを配置するという凡ミスをやらかしてしまった。色々考えた結果、最初にケアしようと思った部分がケアできなくなるやつね。

 時刻は、2時55分になっていた。
 俺は悩んだ。どうしても勝ちたい。どうすれば抜けるのだ。
 そこで、ふと思ってしまった。問題はミサキだ、ミサキをどうにか倒すことができれば、相手のダメージソースはなくなり、勝利できるはずだ、と。

 幸い、スキルで挑発持ちのキャラは居ない。ノゾミのUB前にミサキをサクっと落としてしまえばいいのだ!
 しかし俺のプリコネにアリサは居ない。5月開始組なので、ハロウィンミヤコも居ない。居るのは――――

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 こいつだけ。
 タマキ 身長158cm 体重48kg 種族は獣人、趣味は猫と戯れること

 お前、いけるのか?
 いけそうな顔をしている。こいつの視線を見ろ。未来を見ている。俺たちの勝利だ。

 
しかし問題があった。こいつはまだRANK4で、レベルも50だったのだ。
 時計は、2時56分。逡巡する余裕も、躊躇する間も無かった。
 俺はランクアップボタンを止まるまで連打し(RANK8)、おまかせ強化ボタンを勢いよく押した。何やら1000万マナという表示が見えたが気にしない。
 続けてショップに行き、タマキのメモリーピースを32個ほど工面した。(女神石24減)
 そして、専用装備の欄を開き、ファンタズムタイヤキを装備させた。(ハート30減)

 もう時間はない。行くぞ、タマキよ。俺たちの未来を掴むのだ。
 …………。え? お前、前衛なの? しかもかなり前じゃん 2番目になる 3番目でも死ぬ え?
いや、時間が あの ふぬぐあおおおおおおおおおお Щ(゜Д ゜#)Щ

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 タマキはカス。
(開幕2秒で死にました。そりゃそうだ。
 置くなら4番目かな? けどそんな編成じゃ勝てない ってか
 前衛の時点でイオミサキ無理だな。更にユキいるだけで出しにくくなる……)

 タマキに諸々つぎ込むのは止めましょう。後悔どころじゃ済みません
 10mマナ失った
のは冷静に考えて痛すぎる