ソシャゲ九相図
1.黎明期
リリース前の情報が飛び交い、βテストで期待値が上がる。
2.勃興期
サービス開始。目新しさで盛り上がる。
面白さが周知されていき、人が徐々に集まり始める。
3.最盛期
中級者が増え、コンテンツを最大限に楽しめるようになる。
4.通常運行
初心者から上級者が、それぞれの楽しみ方で遊べるようになる。
5.違和感
ゲームに慣れる一方、飽きる部分も出てくる。
我慢できていた小さな不備が目につくようになる。
6.マンネリ
不満な仕様が是正されず、ストレスが溜まっていく。
SNSなどで問題が共有され、プレイ人口が徐々に減っていく。
7.苦痛
過疎るにつれ連鎖的に人が流出し、終わりのムードが漂う。
SNSではアンチ意見にも反論されなくなってくる。
8.斜陽
勢いの低下に関わりなく、サービスは通常通り行われる。
ときに運営が大きくテコ入れし再起を図るが、うまくいくかは五分の賭け。
残ったプレイヤーは恐怖と戦いながら、自分なりの楽しみ方を続ける。
9.サ終
突如としてサービス終了が発表される。
不意の宣告にある者は泣き、ある者は察し、悟り、嗤い、終焉を受け入れる。
実際の九相図は死んでからの話なんですけどね、初見さん。
最近のソシャゲは1~9をコンスタントに駆け抜ける印象。
広報が杜撰でゲームの存在すら周知できてない状態からサ開し、
人はそれなりに集まるがログイン戦争、おま国などで初動をミスり、
一応最盛期を迎えるものの煮えきらず楽しみきれず、
通常運行に入るがすでにマンネリ感に溢れ、
苦痛を感じる間もなく人が消える。
自分もいつの間にかアンインストールしていて、
しばらく経ってサービスが終了していたことに気づく、とかそういう感じ。
ただ一概に悪ではないかも。
多少なりとも俺らは楽しめてるし、ゲーム会社も金を回収できてる。
一部の大作はプレイ人口の多さで不備を無視させ(サイゲ)、
あるいは謎の魅力でプレイを続けさせる(FGO)。
何らかの理由により斜陽の状態でも長くサービスを提供できるタイトルもある。
翻訳だけで運営費が安い(中国系)とか、
絵と文を作るだけでいい(メルスト)とか。
エピックセブンも開発は韓国? だから、
日本の状況がどうなろうと大勢には影響しないと思うます。
ワールドサーバーに統合されたあとどうなるかだな。
ここにきて、新規を冷遇したツケが回ってきている。
既存との資産の格差は止まることを知らず、PvEは変わらず超高難易度、
周回により端末は専有され続け、RTAこそ楽しいが離反者も出てきた。
移住先のアテはなし。エピナナ船はいまだ頑丈ではあるが――
未来の俺はどんな船に乗ってるんだろ。