文学青年保存館

2023 7.25 ブログの更新を停止しました

ゼノブレイド3 ネタバレ感想 ~5.1話

 やっと面白くなってきたけど、
5話になるまで内容がつまらないのはキツかった。ここまでにゲーム辞める人多そう。

 勧善懲悪なのは良いとしても、魅力的なライバルキャラくらいは欲しかった。
 小物みたいな性格の不気味な敵ばかりで草です。

 あとは気が滅入る
 世界がディストピアで、物語はサスペンス。

 大自然は美しいんだけど、遺跡や街やダンジョンは無い。
 そこに生きる人々の情緒が無いから、綺麗な場所ですね、写真撮りましょうかで終わってしまう。

 その点、ワイルドアームズ4、5は上手くやってた*1
 同じく荒廃した世界でも面白い場所が多かったし、敵は一癖も二癖もあった。

 ゼノブレ3の場合はコロニーが全て同じ問題で悩んでたのが面白かった。
 火時計を壊せば解決します!

 というのも今までの話。ここから反撃が始まる。
 主人公たちはレジスタンスに出会い、人間の出生を知り、倒すべき敵を知った。

 ノアの方舟が一行を新天地まで運べるかどうか。
 ミオ――澪標を目印に、茫洋たる大海を往く。

以下、つまらない話。

 やっとゲームの云いたいことが分かってきた。
 現代への風刺と、子供を大人にする教導譚をやりたいのかな。

 ひとつは少子化/草食化している現代に向け、
相手を見つけ子供を遺すことの賛美、推奨、鼓舞をすること。

 ひとつは忠告
 信じるモノのために戦おうとしないコトを戒め、
身近にある問題に対し見て見ぬフリをするなと言っている。

 ただ、一概に言われたところでそうはいかない現実がある。
 綺麗事だけでは俗世で生きていけないし、
一度でも孤立すれば社会へ再接続することは困難だ。

 当人からすれば出来るならやってるし、意味があるならしてる
 解決策だけ渡されても、その策は余りに高尚で、手に取るにも煩わしい。

 一応、作中では勇気も一緒に渡されるから、それで感動はできる。

 俺はもう賢しいから、ノアたちのように考えることはできない。
 それでも、代わりにノアたちが救われることで、現代の心の鬱屈は多少なりとも晴れる。

 この意図、伝わるのかな。
 伝わってほしいな、まだ未来のある、羨ましいクソガキどもに。

*1:下手したゲームはテイルズオブエクシリア2。
本当に荒野ばかりで微妙だった。ストーリーも……以下略