ゼノブレイド3 ネタバレ感想 ~5.1話
やっと面白くなってきたけど、
5話になるまで内容がつまらないのはキツかった。ここまでにゲーム辞める人多そう。
勧善懲悪なのは良いとしても、魅力的なライバルキャラくらいは欲しかった。
小物みたいな性格の不気味な敵ばかりで草です。
あとは気が滅入る。
世界がディストピアで、物語はサスペンス。
大自然は美しいんだけど、遺跡や街やダンジョンは無い。
そこに生きる人々の情緒が無いから、綺麗な場所ですね、写真撮りましょうかで終わってしまう。
その点、ワイルドアームズ4、5は上手くやってた*1。
同じく荒廃した世界でも面白い場所が多かったし、敵は一癖も二癖もあった。
ゼノブレ3の場合はコロニーが全て同じ問題で悩んでたのが面白かった。
火時計を壊せば解決します!
というのも今までの話。ここから反撃が始まる。
主人公たちはレジスタンスに出会い、人間の出生を知り、倒すべき敵を知った。
ノアの方舟が一行を新天地まで運べるかどうか。
ミオ――澪標を目印に、茫洋たる大海を往く。
以下、つまらない話。
やっとゲームの云いたいことが分かってきた。
現代への風刺と、子供を大人にする教導譚をやりたいのかな。
ひとつは少子化/草食化している現代に向け、
相手を見つけ子供を遺すことの賛美、推奨、鼓舞をすること。
ひとつは忠告。
信じるモノのために戦おうとしないコトを戒め、
身近にある問題に対し見て見ぬフリをするなと言っている。
ただ、一概に言われたところでそうはいかない現実がある。
綺麗事だけでは俗世で生きていけないし、
一度でも孤立すれば社会へ再接続することは困難だ。
当人からすれば出来るならやってるし、意味があるならしてる。
解決策だけ渡されても、その策は余りに高尚で、手に取るにも煩わしい。
一応、作中では勇気も一緒に渡されるから、それで感動はできる。
俺はもう賢しいから、ノアたちのように考えることはできない。
それでも、代わりにノアたちが救われることで、現代の心の鬱屈は多少なりとも晴れる。
この意図、伝わるのかな。
伝わってほしいな、まだ未来のある、羨ましいクソガキどもに。
*1:下手したゲームはテイルズオブエクシリア2。
本当に荒野ばかりで微妙だった。ストーリーも……以下略