文学青年保存館

2023 7.25 ブログの更新を停止しました

スターオーシャン6 vol.2 渾身の定食

 12時間ほどプレイしたが、楽しい。
 こういうのでいいんだよの連続が押し寄せる。
 老舗の定食を食べているようだ。

 全体の雰囲気としては、戦記モノのライトノベルを読んでいる感覚に近い。
 細菌やウィルスの存在を知らない人々が、剣と魔法で戦争をしている。

 主人公の科学技術はSFレベルなので、教導譚のなろう系が始まる。
 感染対策でマスクをする意味が分からない仲間、を導く面白さがある。

 仲間のキャラも立っていて、ストーリーに根ざしている。
 ――主人公の一味を除いて。

 これ主人公、要る?
 キョン*1と同じレベルで傍観者に特化していて、ほとんど影響が無い。
 克服すべき弱点も特に無く、物語を解体する装置になっている。

 ルーク*2やノア*3ではなく、ユーリ*4やイナホ*5
 そういうことなら、素直に水戸黄門を観劇しよう。

 その他、気になるのは、
やけに軽いノリのチュートリアルの文章とか。
 これ何? 馴れ馴れしいんですけど。メタ発言は没入感を削ぐぞ!

 キャラグラが韓国のゲームみたいなこととか?
 ゼノブレイド3とはまた違った質感のポリゴンを感じる。胸が硬そう

 あと、「免れる」の言い方が面白かった。
 仲間の誰かは「まぬがれる」と発音したけど、
王族で育ちが立派なヒロインは「まぬかれる」と発音する。

 こういう細かい仕事が見事。
 総じて、ゼノブレより楽しめている。

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